人間ドックと通常の健康診断とはどこが違うのでしょうか。そのような疑問を感じる人は大勢いることでしょう。その目的とすることは、どちらの場合も現在の健康状態を明らかにし、病気や異常を早期発見することで健康を保持するという点で同じです。では何が違うのでしょうか。
違う点をあげると、まず健康診断は1年に1回以上受けることが法律で義務付けられています。検査項目も決められていますが、人間ドックに比べると検査項目は少ないです。これに対して、人間ドックは法律で義務付けられたものではありません。しかし健康診断と比べるとより高度な検査を行うことができます。
脳ドックや心臓ドック、PET検査など、様々なオプションと組み合わせることで、さらに高度な検査が可能になります。ここが両者の大きく違う点として挙げることができます。また、検査項目の違いから、健康診断は半日で終了しますが、人間ドックの場合は一日入院して検査を行います。この検査時間の長さも両者の大きな違いとして挙げることができます。
時間的な余裕のある人は一日入院して検査を受けることもできるでしょうが、仕事が忙しい人はなかなか難しいのが現実でしょう。さらに、費用に関しても大きく違います。健康診断の場合は保険が適用されるので3割負担で1万円前後と比較的安い費用で検査を受けることができます。しかし、人間ドックの場合は保険適用外となる項目が多く、そのために高額になる場合が多いです。